国民の救急業務・救急医療に対する正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に、毎年9月9日を「救急の日」、救急の日を含む日曜から土曜までの一週間を「救急医療週間」と定めています。
令和2年の和歌山市における救急車出動件数は前年より2,267件減少の18,221件、搬送された方の人数も前年より1,671人減の16,532人でした。
そして、搬送された方のうち、60.9%の方は入院を必要としない軽症者でした。
・日焼けが痛い
・蚊に刺されてかゆい
・梅干しの種を飲んでしまった
・靴擦れで足が痛い
・自家用車を持っていないから
・自分で行くと待たされるから
その通報、本当に必要ですか?
救急車や救急医療は、限りある資源です。
本当に必要とする人のために、救急車の適正利用にご協力をお願いします。
※ただし、次のような症状がみられる場合は迷わず119番通報をして救急車を呼んでください。
・ろれつがまわりにくく、うまく話せない。
・突然片方の手足に力が入りにくくなった。
・胸が締め付けられるように痛い。頭が割れるような痛み。今までに経験したことのないような痛み。
・息苦しい。呼吸がしにくい。
・意識がない。けいれんを起こしている など
救急車を利用するほどではないけれど、どこの病院に行けば良いかわからない時等には、次の救急医療情報をご活用ください。
◆和歌山県救急医療情報センター
どこの医療機関を受診すればいいのかわからないとき、24時間体制で最寄りの医療機関を案内してくれます。
電話:073-426-1199
◆わかやま医療情報ネット
今受診できる医療機関をインターネットで検索できます。
◆子ども救急相談ダイヤル(#8000)
子どもの急病で判断に迷った時に。
相談日時
平日 午後7時から翌朝9時まで
土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日まで) 午前9時から翌朝9時まで
携帯電話、プッシュ回線 #8000
ダイヤル回線、IP電話等 073-431-8000
◆和歌山市夜間・休日応急診療センター(夜間・休日に急に起こった病気の診察)
夜間・休日に診察が必要な場合は、和歌山市夜間・休日応急診療センターを御利用ください。
電話番号 073-425-8181
(歯科)電話番号 073-428-3588
和歌山市消防局にて開催される救命講習会では、胸骨圧迫やAED(自動体外式除細動器)の取扱いなど応急(救命)手当の知識・技術を習得することができます。
厚生労働省のホームページにて、「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について(指針)」(作成:一般財団法人日本救急医療財団 心肺蘇生法委員会)が掲載されています。
この指針は、「改訂5版 救急蘇生法の指針2015(市民用)」における新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について追補されたものです。
応急手当を実施する方の感染を防ぎながら心肺蘇生を行う手順や、基本的な考え方についてなどが示されています。
ぜひご確認ください。