防災の日の9月1日(日)を含む8月30日(金)~9月5日(木)の一週間は「防災週間」です。
地震、台風等の自然災害について認識や理解を深め、それに対する備えを充実・強化させるために制定されました。
先日から台風第10号が猛威をふるっており、週末にかけて和歌山にも接近することが予想されています。
天候が悪くなる前に備えておきましょう。
また、災害に備えるには、災害について知ること、日頃から考え話し合うことが大切です。
ご家庭、地域でできる「防災」について、この機会に話し合ってみましょう。
令和6年8月29日現在、台風第10号が猛威を奮っています。
今回は風水害への備えをご紹介します。
・家の鍵や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強する
・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく
・物干し竿や植木鉢などが強風で飛ばされないよう屋内に入れておく
・窓に飛散防止フィルムや養生テープによる補強を施し、カーテンやブラインド等も閉めておく
・いざという時の非常持出袋を用意する
[停電]
・スマートフォンやモバイルバッテリーを充電して満タンにする
・懐中電灯、ラジオを用意し、作動チェックをする
・乾電池を購入する
・冷凍庫になるべく物を入れる(停電時、凍ったものを保冷剤代わりに使用できるため)
[断水]
・水を確保する(飲用水を購入する、生活用水として風呂の浴槽に水を張っておく)
・水をなるべく使用しなくて済む方法を検討する
(例:紙皿・紙コップ、ボディーシート、ドライシャンプー、液体ハミガキ、歯磨きシート ほか)
・携帯用トイレを用意する
[食事]
・非常食を用意する(最低3日分、大規模災害の場合であれば1週間分)
備蓄品や非常用持出品のリストは多くの機関が作成しています。
今回は首相官邸ホームページに掲載されている
「災害の『備え』チェックリスト」をご紹介します。
出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html)
・避難場所として指定されている場所とその経路を調べる
・家族での連絡方法を確認する
・気象庁が発表する「早期注意情報」や気象警報・注意報をテレビやラジオ、ホームページ等から積極的に入手する
・防災系のアプリをスマートフォン等にダウンロードし、操作の練習をする
南海トラフ巨大地震等の大規模災害時の的確な避難を促進する目的で和歌山県により開発された防災ポータルア
プリです。
主な機能としては、避難場所を検索したり、避難場所の安全レベルや最短ルートを地図上で確認できる「避難先
検索」があります。土地勘のない場所でも的確に避難できるよう、避難場所等の方向を地図情報とカメラで確認できます( AR [拡張現実]を活用)。
ほかにも実際に避難をして所要時間等を記録できる「避難トレーニング」、
家族で決めた緊急避難場所等の情報を共有する「避難カード」、
現在の河川水位情報や河川監視カメラによる画像、土砂災害の危険度を確認できる「防災リアルタイム情報」など、
台風等の風水害からの避難を支援する機能も数多く搭載されています。
令和3年5月に災害対策基本法が改正されたことに伴い、避難情報が新しくなっています。
警戒レベル5「緊急安全確保」は、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。
警戒レベル4「避難指示」までに、
危険な場所から全員が避難することが大切です。
※避難に時間がかかる高齢者や身体の不自由な方は、警戒レベル3「高齢者等避難」で避難しましょう。
また、主に市区町村から出される「警戒レベル」のほか、気象庁等から出される、河川水位や雨の情報等を警戒度別に分類した「警戒レベル相当情報」もあります。